SecondLifeでDJ!
最近、どうやってSL内でDJ(ライブストリーミング)をやるのか聞かれることが多いので、覚え書き程度にまとめておきます。
自己流のため、間違ってたり、もっと楽な方法があるかもしれませんが、とりあえず、iTunesをSecondLife内でかけるというのを目的として試行錯誤した結果、以下の方法で可能でしたので紹介します。
ちなみにかかった費用は、「Nicecast」購入費40$のみ。
実験段階ではトライアルで使っていたので費用はかかってません。
■用意するもの
- サーバソフト
Darwin Streaming Server(DSS)※Windos Server、MacOSX
QuickTime Streaming Server(QTSS) ※MacOSXのみ
どちらも基本的には一緒のソフトのため、どちらでも構いません。
QTSSの方は登録する必要なくDLできます。 - ドメイン
動的IPの場合はDDNSを使いドメインを取得する必要があります。
無料DDNS DynDNS
登録方法はこちらを参照 - ブロードキャスト配信ソフト
macの場合は、Nicecast
iTunesと連動可能で。購入の場合は40$
トライアルの場合は放送開始20分後にノイズが入ります
windowsの場合は、winamp+DSPplugin
■手順1(サーバ側の設定)
- サーバソフトのインストール
サーバとして稼働させたいmacもしくはwindos serverにQTSSかDSSをインストールし、ブラウザで管理画面を開き設定します。ブラウザはSafariかFireFoxがいいようです。operaの場合表示されないメニューがあったりします。ブラウザで http://127.0.0.1:1220/で管理画面が開き、初期設定を行います。- サーバ管理用のユーザー名とパスワードを設定します。
- MP3broadcast passwordの設定 ブロードキャスト配信ソフトからアクセスするのに必要なパスワードを設定します。
- SSL認証の設定 SSLを使う場合チェックを入れます。どちらでも構いません。
- Media Folderの設定 動画や音楽ファイルを置くフォルダーを設定します。ブロードキャストでの配信がメインの場合は関係ありませんのでデフォルトのままで問題ありません。
- ストリーミングを80番ポートを使って行うかの設定。
チェックを入れずに終了します。
- サーバ管理用のユーザー名とパスワードを設定します。
- 以上で、設定は完了です。ブロードキャスト配信でのみサーバを使う場合はこれだけでサーバの準備は完了します。
参考 MacOSXでサーバー稼業
ストリーミングメディアガイド - ポートの開放
使用するポートは7070、554、8000、8001です。
サーバをインストールしたmacのFirewallの設定から各ポートを開放して下さい。また、ルータも同様にポートを開放します。
サーバをネットワーク経由で他のPCから管理する場合はポート1220も開放します。この場合 http://ドメイン名:1220/で管理画面に入れます。
■手順2(ブロードキャスト配信側の設定)
- サーバをインストールしたPCにブロードキャスト配信用ソフトをインストールして1台のPCから配信する事も可能ですが、PCの性能や、回線の太さによっては音がブツ切れになったりする場合があるので、可能ならばサーバ用とブロードキャスト用の二つのPCに分けて配信するのが理想です。
サーバは古いPCでもそこそこ動くので、余っていて使っていないPC等を活用することをお薦めします。
また、サーバとブロードキャスト用のPCは同一ネットワーク上にある必要はありませんので、遠隔地でサーバを稼働させ、ブロードキャスト用PCは手元からといった方法ももちろん可能です。
この場合、ドメインが必要なのはサーバ側だけです。(動的IPでDDNSの登録が必要なのはサーバ側だけ) - Macの場合 Nicecastをインストール。
- ウィンドウメニューから「Nicecastサーバ」を選択し、サーバ設定ウィンドウを表示
- 右か左にあるタブ内の「+」を選び「名称なしサーバ」を作成
- 名前:適当にわかりやすい名前を付ける
サーバ種別:icecast1 を選ぶ
パスワード:手順1の2で設定したパスワードを入力
アドレス:サーバのアドレスを入力 DDNSで取得したドメイン名 例)ebisu_streaming.org 等(http://は不要)
ポート:554を入力(MP3ブロードキャストには554を使用しているらしい)
マウントポイント:/任意の英数 例)/ebisuya
公開URL:デフォルトのまま - タブから設定したサーバ名にチェックを入れて、ブロードキャストウィンドウから「ブロードキャストを開始」を選ぶとiTunesが起動し、サーバとの接続が問題なければ放送が開始されます。
- ウィンドウメニューから「Nicecastサーバ」を選択し、サーバ設定ウィンドウを表示
- Windowsの場合 winampとDSPpluginをインストール
参考 ストリーミングメディアガイド
ただし、手順1のDarwin streaming sererを利用する場合はshoutcastサーバのインストールは不要です。
■手順3(secondlifeで放送を聞く)
- about landからmediaタブを開き、musicURLに以下を入力
http://ドメイン名:ポート番号/マウントポイント名
例)http://ebisu_streaming.org:554/ebisuya - itunesでかけている曲がSecondlifeから聞こえてきたら成功です。
ネットワークを経由しているため長くて10秒ほどのタイムラグが発生する場合があります。
注意:
ここで記載した方法によって損害が発生しても、一切責任はとれませんのでご了承下さい。また、ストリーミングによる回線へのアクセス集中や、放送する楽曲の著作権に関する問題などもありますので、各自自己責任でご利用下さい。
0 Comments:
コメントを投稿
<< Home